先日のマフィン問題、クリスマスケーキ問題に続き、阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)の催事で販売されたパン風の菓子に「幼虫」の混入が確認されたと報道がありました。
専門家ではありませんが、虫に興味のある私としては何の虫なのか気になるところ・・・。
ということで、わかる範囲で何の虫なのか、検証していこうと思います。
今回の記事には虫の画像が出てきます!
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今回の騒動の概要について
「消費者庁リコール情報サイト」の情報によると、回収理由が以下のように記載されております。
回収の理由:
阪急百貨店の催事担当店員により、商品(在庫品)内に幼虫が混入していることを確認。
引用元:消費者庁リコール情報サイト
在庫品全て(57個)を開封したところ、合計5個に幼虫が混入しており、同一ロット品に同様の幼虫が混入しているおそれがあるため。
現在のところ、消費者より健康被害の申し出はありませんが、当該品を喫食した場合、健康被害が生じるおそれがあります。
当該商品はフランスで製造されたものが大阪にある(株)ハートアートコレクションという会社が輸入し、阪急百貨店うめだ本店の催事で消費者向けに販売していたもののようです。
商品名は「ジンジャーブレッド(チョコレート」で、販売期間が2023年11月22日(水)~2023年12月21日(木)まで、となっており、これまでの販売数量は63個と報告されております。
ニュースの記事などでは「阪急うめだ本店の催事で販売」と題名等についてますが
要するに場所提供しただけで、とばっちりな気がしますね^^;
一番の被害者は購入者であることに変わりませんが、
こういったリスクってどこの会社も抱えてるもののような気がします。
先日のマフィン問題もしかりですが、だからこそ業者の選定が重要なんでしょうね。
混入した虫は何の幼虫なのか?【注意:昆虫の画像有!】
※虫の画像がでてきます!
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さて、こちらが今回騒動になっている洋菓子に混入した虫の画像です。
ジンジャーブレッドの側面と思われる画像に、幼虫が1匹写っています。
ジンジャーブレッドの大きさは公表されておりませんが、
1辺5cmと仮定すると、横の長さは15cmで一般的なサイズとなりますので、
恐らく当該商品の側面の長さは1辺5cm前後の商品ではないかと思われます。
そのサイズからすると、側面の縦方向に対して幼虫4.5匹分の長さになるので長さ約1cm強であると推察されます。
公式には昆虫の種類は特定できなかったとなっており、それ以上調べることもないでしょう。
同定は難しいと思われますが、幼虫の全長が1cm前後のものである食品害虫は例えば下記のような虫が存在します。
・ノシメマダラメイガ
形態
引用元:農研機構(貯穀害虫・天敵図鑑)
【卵】長径が0.4mm内外の楕円形。乳白色。
【幼虫】老齢幼虫の体長は10mm-12mm。頭部は茶褐色、腹部は系統や環境により黄白色、淡赤色、淡緑色など。
【蛹】体長は8mm前後。黄褐色。
【成虫】体長7-8mm。翅を広げると14mm内外。頭部は紫赤色、腹部は灰白色、 前翅の基半分は淡黄色、灰褐色で仕切られたあと半分は赤褐色。
この幼虫は、広い食性を持ち、小麦粉や米ぬか、米粉などの穀物の粉を好んで食べます。さらに、穀類や乾燥果実、コーヒー豆、クッキーやチョコレートなどのお菓子、飼料やペットフード、調味料など、さまざまな種類の食料を摂取することがわかっています。
そのため、包装容器を食い破って侵入できるほどかじる力が強く、異物混入などのトラブルも発生しているので、今回も包装を破って侵入した可能性がありますね。
ジンジャーブレッドってどんなパン?
そもそも、ジンジャーブレッドって何・・・?と思ったのは私だけでしょうか・・・
ジンジャーブレッドについては、こちらのサイトで詳しく解説されております。
一部抜粋して掲載させていただきます。
ジンジャーブレッドは呼び名の通り、風味付けとして生姜を使った焼き菓子の一種。
引用元:+雑学(ジンジャーブレッドとは何なのか-起源説からジンジャーブレッドマンまで)
ブレッド(bread)と付くことから言葉の雰囲気としてはパンに類するものの様に感じがちですが、ケーキからビスケットまで幅広い焼き菓子に対して使用される言葉となっています。また、生姜(ジンジャー)だけではなくクローブ・ナツメグ・シナモンなどのスパイスと組み合わせ、蜂蜜などで甘みをつけた素朴でスパイシーな味のものがポピュラー。日本では生姜入りのケーキと言われるよりも、ジンジャークッキーもしくはスパイスクッキーと呼ばれている生姜入りクッキーのほうが親しみがありイメージしやすいのではないでしょうか。
画像:O-DAN (オーダン)
その名の通り、ジンジャー=生姜を使った、パンというよりはケーキなどに近い、洋菓子を指すようです。
また、日本でよりなじみのあるジンジャークッキーはこのようなものになります。
先ほどご紹介した「+雑学」さんの記事には、他にもジンジャーブレッドに関する様々な内容を発信されておりますので、興味のあるかたは是非チェックしてみてください^^
最後に
今のところ被害報告ないとのことで、健康被害なく何よりかと思います。
食品衛生の問題は、どれだけ気を付けていてもでてしまうものだとは思いますが、
今回の件は輸入商品ということもあり、難しい問題のような気もします。
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